高学年として
深夜の大雨がようやく止んだ朝、長靴を履いてきた子やかっぱを着てきた1年生がいました。玄関でかっぱをうまく脱げず困っている子に、挨拶運動をしていた6年生の〇さんがすばやく駆け寄り『手伝ってあげる』と声をかけ、手を差し伸べていました。脱いだかっぱをきちんとかけれるかまで見届けている姿に、高学年としての思いやりが感じられました。
午後の掃除の時間、視聴覚室から『先生、こんなねじが落ちていました』と黒い大きなねじを持ってきた5年生の△さん。「椅子のねじかも?後で見ておくね」と答えると『とれている椅子、探します』と40個もある椅子を一つ一つ探し始めました。いつのまにか、他の5年生もいます。『ありました。ねじ付けてみます』。みんなでねじをはめ、直すことができました。『ありがとうございます』「どうしてすぐやろうと思ったの?」『次の使う人が困ると思ったから』さすがです。一方で、机の上のノートパソコンをきちんと並べ、丁寧にほこりを払っている◇さん。『このほうが気持ちいいから』目の前に相手がいなくても、ちゃんと考えていたんですね。こんな素敵な利田っ子がどんどん増えますように。