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ちょっといい話 思いやり

 「がしゃ~ん」。荷物の蓋が突然はずれ、中身が廊下に散乱します。1年生の〇さんが残念そうな顔で荷物を拾っています。手伝おうかと思った時、通りかかった6年生の◇さんが何も言わずに、そっと〇さんに傍に寄り添い、一緒に荷物を拾いました。あらかた拾い終わると◇さんは何事もなかったように教室へ向かいます。まだ〇さんは座り込んで荷物の蓋を占めています。その様子を今度は別の子供たちが心配そうに見守っています。無事に荷物の蓋を片付け終わった〇さんは、他の子供たちと一緒に元気に階段を上がっていきました。あこがれの6年生の姿、優しい利田っ子の姿に朝から出会い、一日の始まりが気持ちよいものになりました。