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2022年3月の記事一覧

令和3年度卒業式 R4.3.17 今日はいい日

 3月17日、令和3年度の卒業生が巣立っていきました。卒業生、来賓とご家族、在校生と教職員、式に参加している者たち全員が、それぞれに相手を想う気持ちにあふれた素敵な式でした。「おめでとう!」『ありがとうございます』の言葉と気持ちがあちらこちらに飛び交いました。利田で学び、利田で育った子供は「こんなに心が豊かになるのだ」と感じた卒業生の姿でした。
 式の片付けをしている明日からの最上級生に「今日の卒業生みたいになれそう」と聞くと『今のままでは、まだ難しいと思います』と謙虚な言葉が返ってきました。卒業生は、在校生に「目指す一年後の姿」をしっかりと示してくれたようです。別れのさみしさと巣立ちの喜び、そして明日からの期待を感じた「いい一日」でした。

ちょっといい話(5年)自覚

   5年生が卒業式の準備をしています。本当に感心するほど、よく働いています。『何か仕事ないですか?』『・・もやりましょうか?』『どうですか、きれいになってますか?』みんな張り切っているようです。もちろん黙々とていねいに仕事に勤しむ子供もたくさんいます。仕事終わりいつも以上にニコニコしている〇さんに会いました。「お疲れさん、大変だった?」『はい、しっかり仕事したんで疲れました』「ニコニコしてるけど何かいいことあったの?」『いや、でも卒業式のための仕事だったし、みんなでしっかりやったので何か楽しくなりました』最高学年としての自覚、子供たち、何となく感じているようです。明日の卒業式、きっといい日になります。

ちょっといい話(4年)クイズ

 『何だ先生か…』4年教室の〇さん、がっかりしています。「何をしてたの?先生じゃダメ?」『朝、誰が教室に入ってくるかを当てるクイズをしていて、次は誰かと楽しみにしていたのに、来たのが大人で…』と申し訳なさそうに話します。「何でそのクイズ始めたの?」『朝早く教室に入ると暇で、考えてみた!』「楽しい?」『意外に面白い!』〇さんは笑顔です。『おっ◇さんが来た』『次はきっと◎さんだよ』クイズの輪が少しずつ広がります。何気ないことを遊びにできる〇さん、楽しい時間がたくさん訪れそうです。

ちょっといい話(6年)ミッション

 3月15日卒業式の予行(1~4年生はオンラインで参加)がありました。終わった後「6年生の様子どうだった?」と聞きました。『紙(卒業証書)をもらってる時の動きがすごくかっこいい』『歩いている姿がとても凛々しい』『態度が立派』『あんなに長い言葉を覚えているなんて素晴らしい』『歌も言葉もとても心がこもっていた』『気持ちがこもっていて泣いてる人もいた』。続けて聞きました「この6年生のようになれそう?」『難しいかもしれない』『なれるといいけれど…』『きっと、自分たちも大丈夫!』。6年生の今日のミッション「下級生の目標となる姿を見せつける」クリアです。

ちょっといい話(5年)楽しみ

  『お~はぁ~よぉ~!』5年生の〇さんが腕を組みながら隣で友達に挨拶しています。時々、姿勢や声色を真似しながら一緒にいてくれるのです。「付き合ってくれてありがとう、もう少し一緒にどう?」『いやぁ~やめときます』「真似しながら、結構楽しんでるでしょ」『うん』「一緒にいてくれると嬉しいよ」朝の時間が〇さんのおかげで楽しくなります。5年生、〇さん以外にも同じように朝付き合ってくれる子が何人かいます。今度は誰が来てくれるのか、密かに期待しています。

ちょっといい話(2年)わらべ歌

 『な~べ~な~べ~そぉ~こぬけ…』2年生がわらべ歌に合わせた遊びを楽しんでいます。廊下から様子を見ていると〇さんがドアを開け『何かご用?』と声をかけてきます。「集中しているのに邪魔しちゃったかな?」と思っていると〇さん『どうぞ』といって袖を引っ張り、部屋の中に招き入れてくれました。そして、すぐに活動の輪に戻っていきました。一区切りついたところで「さっきは声をかけてくれてありがとう」とお礼を伝えると『だって、廊下は寒そうだったから』と話してくれました。〇さんのやさしさに感激です。

ちょっといい話(6年生)上級生

 『おはようございます』6年生の〇さんはいつも元気です。「今日、早いね」『いつもと同じだと思うんだけど…今日は下級生が休んだから順調に登校できたかな』「小さい子の面倒は大変?」『そうでもないけど、ゆっくり歩くから自分のペースではなくて疲れます』「合わせてるんだ」『でも合わそうとしても、よく速い!って言われちゃいます』「難しいね」『上級生はつらいです』。〇さんの本音が出ました。それでも面倒を見続けてくれる上級生のみなさん、ありがとう。

ちょっといい話(1年)ステップ

 先日のことです。『見て見て!できるようになったよ』1年生の〇さんが得意げに上手なステップを披露します。ずいぶん前に子供たちにやってみせたステップです。「すごいね、いつの間にできるようになったの?」と聞くと『家で、はだしになって、何度も練習していたらできるようになった』と話します。確かに子供たちには「練習すればいつかできるよ」と言いました。〇さんはそれをちゃんと覚えていたようです。「やれば、できる」貴重な体験を一つ増やした〇さん、次は何に挑戦するのかな?

感謝の集い(6年)

 3月10日、6年生が教職員への感謝の集いを開いてくれました。楽しいクイズや教職員へのメッセージスライド、優しい言葉が綴られた手紙のプレゼントなど、たくさんのおもてなしを受けました。6年生も、教職員も、たくさんの笑顔があふれた温かい時間を過ごすことができました。6年生の皆さん、目から汗が出そうなほど素敵な思い出をありがとう。

卒業式練習(2~5年)

 3月10日、卒業式に向けた在校生の全体練習が始まりました。感染症対策で各教室に分かれオンラインでつながっての練習でした。初めての練習とは思えないほど立派な態度で練習に臨む在校生の様子に、卒業生をお祝いしたいと思う利田っ子の優しい気持ちが見えました。特に5年生の姿は最上級生になるという自覚の芽生えを感じます。2~4年生も普段の元気な様子とは一味違う真剣さです。

 練習が終わり教室の前を通るとストレッチをしている子供が数人います。「どうしたの?」『筋肉痛で!』「何で?」『きちんとした姿勢でずっと座ってたから、身体中バキバキです』「それだけ真剣だったんだ」『卒業式だからちゃんとしないとね』。6年生を想う気持ちの大きさを感じます。ありがとう。