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2022年2月の記事一覧

ちょっといい話(4年)

  休み時間4年教室で〇さんと◇さんがドリルに取り組んでいます。できなかった分をしているようです。しばらく見ていると〇さんや◇さんの周りに数人の子供が集まってきてアドバイスを始めています。二人は「なるほど」という顔で助言を聞き、学習を進めていきます。アドバイスしていた子供に「教える係みたいなものがあるの?」と聞くと「ないよ、席近いから声かけただけ」と答えてくれました。力を貸すのは当たり前のようです。クラスの雰囲気いい感じです。

ちょっといい話(1年)読書

1年生の〇さんがいそいそと歩いています。「どこ行くの?」『本を借りに図書室に…』「いつ読むの?」『休み時間とか…暇なときに読んでます』「本好き?」『うん、大好き』。それを聞いた他の1年生も口々に『私も好き』『ぼくも大好き』と話しかけてきます。その後、みんな笑顔で図書室に向かっていきました。「今度、何か読んでみようかな」1年生に背中を押された気分です。

ちょっといい話(昼休み)

 昼休み5年生の〇さんが涙を流している下級生を連れてきました。どうもけんかをしたらしいのです。〇さんは、その子の担任の先生に伝えようとしたのですが、不在だったため、ここに連れていこうと思ったのでしょう。〇さんは、下級生にやさしく声をかけ、友達との遊びに誘いました。小さな声で友達に「勝たせてあげて」とささやいて。

 しばらく教室で遊んでいるうちに下級生の目から涙は消え、笑顔がこぼれ始めました。下級生の担任の先生に事情を説明している〇さんの背中がとても頼もしく見えました。

ちょっといい話(3年)

3年生の配膳車には教職員の分の給食も積まれています。ある日の給食後、教職員分の食器を片付けていると3年生の〇さんが「そんなにいっぱいあるんだ」と声をかけてきました。数日後、また〇さんが来て「重いでしょ」と言って仕事を手伝ってくれました。それからは会うと必ず力を貸してくれるようになりました。手伝うのが当然というような〇さんと一緒に仕事をしたり、「助かるよ」「いいえ~」と会話したりすることが楽しみになっています。

ちょっといい話 心豊かな子供たち

 図工後の休憩のときのこと。工作の紙切れが床に落ちていることが気になり、ほうきで掃き始めたところ、4年の〇さんが何も言わずに一緒に掃いてくれました。おかげで、その後も気持ちよく学習を行うことができました。

 4年生教室には、配り物係やお手伝い係がいません。でも、黒板係のお友達が休んだときに「自分が掃除をします」といって後ろから出てきて手伝う〇さん、「これ、配ってくれる人いないかな」と声をかけると1番に配り始める〇さんのようなお友達がたくさんおり、一緒に過ごしていても穏やかな気持ちになります。人のために働ける人は、困ったときに助けてもらえる人です。こんな心の豊かな子供たちは素敵だなと思います。