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2022年9月の記事一覧

ちょっといい話 思いやり

 「がしゃ~ん」。荷物の蓋が突然はずれ、中身が廊下に散乱します。1年生の〇さんが残念そうな顔で荷物を拾っています。手伝おうかと思った時、通りかかった6年生の◇さんが何も言わずに、そっと〇さんに傍に寄り添い、一緒に荷物を拾いました。あらかた拾い終わると◇さんは何事もなかったように教室へ向かいます。まだ〇さんは座り込んで荷物の蓋を占めています。その様子を今度は別の子供たちが心配そうに見守っています。無事に荷物の蓋を片付け終わった〇さんは、他の子供たちと一緒に元気に階段を上がっていきました。あこがれの6年生の姿、優しい利田っ子の姿に朝から出会い、一日の始まりが気持ちよいものになりました。

 

ちょっといい話 変化

 『おはようございまぁ~す』3年生の〇さんがニヤニヤしながらコソコソと横をすり抜けていきます。「今日もズックのかかとを踏んだまま教室に行こうとしてるな」と思い「〇さん、止まって!」と声をかけました。すると〇さん『ズックのかかと踏んでると思ってるでしょ!今日はちゃんと履いてるよ~』と言いながらわざわざ足元を見せに戻ってきます。「ごめんね、ちゃんと履いてくれたんだね。勝手に決めつけてごめんなさい」。『いいですよ~』〇さん満面の笑顔で教室に向かっていきました。明日はどうかな?楽しみです。

実験 縦割り班競技

 『がんばれ~』『急げ急げ』『落ちる~』。高学年の子供たちの声がグラウンドに響きます。水曜日の長い昼休憩の時間を使って運動集会で行う縦割り班競技の試技を行いました。運動集会の時には全校一緒に競技を楽しみます。当日を迎えるまでには団で練習する機会を設ける予定です。それらに備えて、ルールなどに問題がないかを確かめるために高学年の子供たちの力を借りました。『かなり楽しかったです』『大玉が落ちないかドキドキして面白かったです』『思いきり走れてよかったです』『食後に本気で走るのは、少しきつかったかな』『下級生の分まで走ったのでくたびれました』。子供たちの感想は様々ですが、試技中は、みんなとても楽しそうでした。お疲れ様でした、ありがとう。

声をそろえて(1年)

 「1年生さん、お話を読んでくれますか?」『いいよ、せ~のっ』。『お・は・な・し・を』『た・の・し・も・う』『や・く・そ・く』『あるひ おおなきな・・・・』1年生が物語の読み聞かせをしてくれました。どの子供も一文字、一文字ていねいに読もうと頑張っている姿が愛らしいです。「あおむしは、どこにいた?」『木』『でっかい木』『大きな木だよ』。「なるほど。では、あおむしは何匹いましたか」『3匹』『1匹じゃないかな?』『お話にでてくるのは全部で3匹』『読んだところだけだとまだ1匹だよね』。ちゃんと内容を読み取っているようです。音読を通して、たくさんの言葉にふれる楽しさを味わってくれたら嬉しいです。

自分を育てるのは自分 宿泊学習

 9月中旬4・5年生の宿泊学習が予定されています。4年生教室では挨拶や司会等の係を決める話し合いがありました。その中で、いつも大人しい〇さんが『私‥‥☆☆の仕事やります』と立候補しました。話合いが終わって〇さんの思いを聞きました。「立候補してすごいね、どうしてやってみようと思ったの?」『私、声が小さいから、これをきっかけに練習すれば、みんなの前でもしっかり声が出せるようになるかな‥‥と思って』「嬉しいなぁ、応援するね。ただ、仕事をする時はいつも以上の声の大きさが必要だよ、がんばれる?」『‥‥うん、がんばってみます』〇さん、力強く答えてくれました。〇さんは6月頃から挙手したり発表したりして、自分をよりよくしようと努力を続けています。「自分がどのようになりたいか」「そのためには何が必要か」自分で考え、決め、行動できる〇さん、素晴らしい。