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2022年4月の記事一覧

ちょっといい話(3年)スーパーボランティア

 3年生の〇さんが話しかけてきます。『学校の畑の石、この間拾ったんだよ』「サツマイモの畑の?ありがとう!何でやってくれたの」『畑を毎日耕してくれてるお父さんがいてね。その人、毎日仕事の前に3時間くらい畑をきれいにしていて、たくさん石が出てきて大変なんだって。この間そのことを知ったから、自分もやろうかなと思って…』「すごいね、自分で考えたんだ」『うん、この次、時間があれば、またやろうかなって思ってる。畑にスコップあるから、それを使って石を拾うよ。今度肥料まくみたいだし』「頼むね、嬉しいよ」。自分以外の誰かのために動こうと思えるその気持ち、素晴らしいです。ずっと大切にしてね。

掃除ロッカーで・・・

 新年度が始まり、1学年進級した子供たちは、元気に学校生活を始めています。清掃場所も変わり(上級生は増えています)少ない人数ですが、黙々と掃除に励む姿にやる気と成長を感じます。そんなある日の掃除時間が終わろうとしている頃、『先生、ほうきがうまくかけれないのですが・・・』と言ってきた5年生の〇さん。学校では、いつも清掃ロッカーの整頓を呼びかけているからです。見ると、ほうきをかけるS字フックが曲がってほうきがかけられないのです。「ちょっと待ってね」フックの曲がりを直そうとするのですが、うまくいきません。すると、それを見ていた5年生の〇さん。『その棒を外したら、なおせるんじゃない?』そうか!やってみると見事に簡単に直すことができたのです。頭が固くなっている私に比べ、なんて柔軟なアイデアなんでしょう。加えて、一緒に何とかしようと協力してくれる心づかいかとても嬉しく、素敵なひとときとなりました。

5年生 詩「銀河」

 国語で「銀河」という詩を学習し、5年生みんなで音読の練習をしています。先週末「覚えるまで音読練習」という宿題を出しました。週明けの今日は、暗唱してきた詩をみんなの前で一人ずつ発表する日です。クラスの中に、よい緊張感が漂います。

 学習したてのとき、句読点で間を取ることがなかなかできず苦戦していた〇さん、今日はとても落ち着いて、音読することができました。△さんは表情豊かに言葉の意味を捉えながら抑揚をつけて音読しました。◎さんは優しい声で、でもしっかりと発音して音読しました。緊張のあまり、言葉が出てこない◇さんには、みんなが小さな声で次の言葉を教えて応援しています。これもまた素敵な姿です。

 同じ詩でも、一人一人のもつよさで、聞こえ方がちがっていいなあと思っていたとき、■さんが『◎さん、今日、すごくがんばっていた!今までは、あんな風にみんなの前で音読したことなかったよ』と教えてくれました。友達のがんばりを自分のことのように喜べる■さんも、とても素敵です。

感性

 1年生の〇さんが玄関の生け花を見ています。入学のお祝いの花です。「花きれいだね、もっと近くで見ても大丈夫だよ」『うん、触ってもいい?』「優しくさわれるならね」。〇さん指を伸ばして花の中心(花芯)を触ります。『あったか~い!!』〇さんは驚きながら次々に花芯に指を伸ばします。『これもあったかい』『これはそうでもないな』〇さんとっても楽しそうです。新しい花の鑑賞の仕方を〇さんから教わりました。子供の新鮮な感覚にふれた楽しい時間でした。

自分で登校 1年生

 今日から新1年生は上級生と一緒に歩いて登校します。『ランドセル重くて背中が痛くなったよ』『まっすぐ歩くだけだから簡単』『すごく遠くて大変だった』『家の人が一緒にいないからドキドキした』『上級生と歩くのが楽しかった』集団登校の感想は様々ですが、1年生みんな笑顔です。

 新1年生は校内に入ってからも大変です。夢中で階段をあがり3階まで行ってしまった子、入学式のイメージが残っているのか体育館の方向に向かって歩き出す子など、慣れないうちは教室に行くまでにもいろいろあるようです。でも心配はいりません。近くにいた上級生がちゃんと助けています。さすが利田の上級生。