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2022年6月の記事一覧

春の特別支援合同学習

 6月7日(火)、立山区域特別支援合同学習が行われ、国立立山青少年自然の家へ行ってきました。あいにくの雨模様でしたが、雨のしずくがしたたり落ちる「とんとんの森」の中を散策してきました。子供たちは、雨の中でも一生懸命に生きている木々や虫たちの様子を見て、自然の不思議さやおもしろさを感じていました。

2つのたまごのナゾ

『なんかたまごが2種類ある!』5年生が相談に来ました。
一人ずつメダカのたまごをポリ袋に入れて観察中です。でもどうやら2種類ある様子。
ひとつは青いカビ止めの薬で中まで青く染まっています。もうひとつはメダカの目が見え、染まっていません。授業で話し合うことにしました。

 

 

 

 

 

 

「メダカのたまごには最初からひとつだけ穴が空いています」(右の写真)
こう伝えると、5年生はすてきな意見を発表し合いました。

『前、卵の中に精子が入ると受精卵になると学んだから、もしかしてこの穴は精子が入るための穴なのではないかな』
『でも、だったらもうひとつのたまごはなぜ染まらないの?』
『もしかしてたまごの成長とともにふさがってしまうのかな』

「たまごにとって、精子の定員はひとつ」「ひとつの精子が入ると、穴は瞬時にふさがってしまうそうです」
『え~。のこりの精子はどうなるの』
『ひとつしか入れないなんて、すごい低い確率』
『ヒトもそうなんですか?』

「人間の精子はメダカより数が多いそうなので、確率は・・・?」
『もっと低いのか』
『いのちって、ざんこく。たまごに入れない精子や精子のないたまごができるから』
『いのちって大切。いのちに"必ず”はないから』
『いのちってすごい。自分がいま生きているのは小さい確率を乗り越えたのだと思うから』

この学習を「メダカの学習」だけではなく、「自分自身の学習」としても見つめようとしている、すてきな5年生の姿がありました。
みんなのポリ袋の中で、いのちははじまっているのでしょうか。

RST(リーディングスキルテスト)の実施

 5・6年生でリーディングスキルテストを実施しました。リーディングスキルテストとは、文章に書かれている意味を正確にとらえる力(基礎的な読む力)を測定・診断するテストです。『難しかった』『疲れた』という感想も聞かれましたが、クロームブックを使って一つ一つの問題に真剣に取り組むことができました。

ちょっといい話(4年)掃除

 昼休み4年生の〇さんたちが話しかけてきます。『見て見て!掃除したよ』「たくさんほこりを集めてくれたんだね、ありがとう。お昼休みの間、遊びたかったんじゃない?よかったの?」『いいよ、気になったし、今日掃除ない日だから~。』「ありがとね。」『端っこにほこりがたまってたよ、先生の机の周りとか、黒板の下とか…掃除をやっていたらどんどん気になってきて…きれいになってすっきりしたよ。』

 校内にごみが落ちていたら拾って捨てる。当たり前と言えば当たり前。でも、見過ごさずすぐに行動した〇さんたち。とてもすばらしいです。学校がきれいであれば、みんなが気持ちよく過ごすことができますね。ありがとう。

ちょっといい話 スタンプラリー

 5月16日から6月3日までの3週間、本に親しんでもらおうと図書委員会がスタンプラリーを企画してくれました。この後、結果を確認し、達成者にはご褒美のしおりがもらえるそうです。

 『まずは成功といってもいいと思います。下学年が図書室にたくさん来てくれました。1年生が特に多かったです』「何で知ってるの?」『企画中は6年生は毎日図書室に行って仕事をしてたからです』「すごいね、ありがとう、この企画をしようと思ったわけは?」『実は3月ごろに委員会で考えていたんだけどその時は時間がなくてできなかったんです。だから今年度はぜひやろうと思って』「昨年度の委員会のことを覚えていたんだね」『はい、みんなで考えたことはちゃんと実行したくて今年度最初の企画としてやりました』。6年生の〇さんのコメントです。 

 〇さんによると既に次のアイディアがあるみたいです。自分たちで考え実行していく力は素晴らしいです。次の企画も楽しみにしています。