利田っ子日記
ちょっといい話 サポート
「この班、上級生お休みで低学年ばっかりになっちゃったから、一緒に登校してやってくれる?」『分かりました。副班長さん、この子たちの後ろに回ってくれる?』『分かったよ』。〇さんの指示を聞いた◇さん、さっ動いて小さな子たちを吸収します。そして二人は何ごともなかったかのように学校に向かって歩き出しました。「ありがとう、任せたよ」。大きく頷く二人の表情には上級生の自覚があふれていました。頼もしい利田っ子に出会えて、朝からいい気分です。
働く人の姿から学ぶ 5年
『今日インタビューしに行ってもいいですか?』5年生の〇さんが話しかけてきました。5年生は総合的な学習で「関心のある職業についている人にインタビューして情報を集める」という課題に取り組んでいます。情報を集めるだけでなく、インタビューすること自体も大切な学びになっています。〇さんは先週も丁寧な言葉づかいで『教員の仕事に興味をもっているので話を聞きたいが、都合がよいのはいつ頃か』という旨の話をしてくれた子です。「いつ来るのかな」と待っていた日が今日でした。〇さんは「なろうと思ったきっかけ」「なるために苦労したこと」「なってよかったと思うこと」等たくさんの質問をしてくれました。楽しそうに話を聞いてくれるだけでなく、よい間合いで相槌をうったり、簡潔な感想等を上手にはさんだりする〇さんには感心するばかりです。児童用PCでの動画撮影もあり、まるでテレビのインタビューを受けているような気分で緊張してしまいました。〇さん、貴重な経験をありがとう。話が少しでもお役に立てば幸いです。
白い校舎
週末の雪で校舎が雪化粧しました。幸い、今回の雪は子供たちの登校に大きな影響は与えなかったようです。『早速スキー場で一滑りしてきました、今シーズン初です』『昨日除雪の手伝いしました』『雪道、長靴で雪をどかしながら歩くのが楽しかったです』『雪で手が冷たかったけれど景色がきれいでいい気分でした』『雪が水に溶けていく様子がとっても面白いです』。週末から今朝にかけて子供たちは雪との出会いを楽しんだようです。
贈る想い 在校生の歌選曲
『卒業式は6年生に会える最後の日だから、最後にありがとうとできるだけの感謝の気持ちを伝えたいです』『全校が6年生に思いを伝えられるような歌にしたいです。私達が6年生になってもこの曲をうけついで歌ってもらいたいと思ったから選びました』『6年生さんに伝えたいことがこの曲にいっぱいありました』『6年生にたくさん嬉しいことをしてもらったり、優しくしてもらったりしたから、それを思い出すとこの曲がぴったりだと思いました。きっと、この曲を聞く6年生も嬉しくなると思います』。今日、来年度の高学年の子供たちが卒業式に歌う在校生の曲を選びました。一人一人が選んだ曲とその理由を児童用PCで先生に送信しています。歌詞カードをじっと見つめながら曲を聴く、子供たちの真剣な顔つきに、6年生への想いと、これから学校を引き継ぐのだという決意を感じ、とても頼もしく感じ、目から汗がにじんできました。
取材 放送委員会
低学年のワークルームで放送委員会の6年生がビデオ撮影をしています。『1・2年生でビデオを撮ってほしい人?』『とって、とって』『分かったよ、じゃあ縄跳びの得意技見せて!よ~い始め!』。何人もの1・2年生がビデオを撮ってもらったり、撮影した動画を確認したりして楽しんでいます。「撮影した動画何に使うの?」『お昼の放送の利田っ子がんばり発表会コーナーで使うんです』「この間から始めた企画だね、応募が少ないのかな?」『違います、低学年は動画を撮って応募するのは難しいから取材に来たんです』。小さい子供への温かい配慮、流石、利田っ子の上級生です。
あいさつ運動
学校では、児童会を中心に毎朝あいさつ運動が行われています。色団や学年等を利用した担当日を決め、たくさんの子供たちが活動に参加できるよう工夫されています。『今日どこで活動するの?』『今からでもあいさつ間に合う?』。ボランティアで活動に参加している子供も少しずつ増えています。寒くなり、荒天の日が多くなってきた最近は、活動を児童玄関内で行うことが増えましたが、子供たちの気持ちはまだまだ熱いです。
里芋とイカの煮物
今日の給食のメインは「里芋とイカの煮物」です。6年生の〇さんが「立山町産食材学校給食メニュー」に応募し採用されたメニューです。「家でも作ってるの?」『はい、自分で作ります』「給食と家と、どっちがおいしい?」『家です!‥いや学校‥かな‥』「気をつかってくれてありがとう。家でつくる時の食材はどうしてるの?」『里芋は家で育てたものだし、イカは釣ってきたものをさばいて使ってます』「全部調達できてるんだね。料理のコツは?」『里芋の皮は剝くとき滑るので気を付けることです』。〇さん、流石です。おいしいメニューの紹介ありがとう。
お米とお味噌
『町で最初のお届けです』。立山町から子供たち一人一人に「お米」と「お味噌」の寄贈がありました。令和4年立山町米を活用した生活者支援事業として小中学生がいる世帯に配布されます。お昼前に健康福祉課の職員の方々が届けてくださいました。個別懇談会の際に保護者の方にお渡しする予定です。配布を待つ米と味噌を目にした5年生は大喜び。『今日もらえるんですよね』『おいしそうです』『もらえるの嬉しいです』。町の皆様、本当にありがとうございました。
分かれてる
今日から町の学力調査が始まりました。『ドキドキします』『学力調査って言われると余計に緊張します』。用紙が配られる間の2年生は随分硬い表情をしています。学力調査に参加するのも、問題用紙とは別の用紙に解答を書き込むのも初めて、初めてだらけの挑戦ですから無理もありません。初めての2年生も、少し先輩の3~年生も、緊張を乗り越え、一人一人、自分のもつ実力を発揮してくれたら嬉しいです。
健康ルーム
『楽しい~』『跳ぶのも結構疲れるよ』『どこまで跳べる?』『記録はどのくらい?』。子供たちが健康ルーム(仮称)で遊んでいます。比較的利用頻度の少ない教室を活用して、子供たちが遊びながら、自分の健康について考えるための部屋を創りました。ここでは「トランポリン」「垂直跳び」「握力測定」「ビジョントレーニング」「身体のゆがみチェック」が行えます。今のところ人気はトランポリンのようです。「安全に使うには?」「友達と仲よく活動するためには?」「ものを大切にするためには?」など、健康づくり以外にも、子供たちが自分で考え・判断し・行動する経験を積むよい場所になってくれることを期待しています。