利田っ子日記
春の特別支援合同学習
6月7日(火)、立山区域特別支援合同学習が行われ、国立立山青少年自然の家へ行ってきました。あいにくの雨模様でしたが、雨のしずくがしたたり落ちる「とんとんの森」の中を散策してきました。子供たちは、雨の中でも一生懸命に生きている木々や虫たちの様子を見て、自然の不思議さやおもしろさを感じていました。
2つのたまごのナゾ
『なんかたまごが2種類ある!』5年生が相談に来ました。
一人ずつメダカのたまごをポリ袋に入れて観察中です。でもどうやら2種類ある様子。
ひとつは青いカビ止めの薬で中まで青く染まっています。もうひとつはメダカの目が見え、染まっていません。授業で話し合うことにしました。
「メダカのたまごには最初からひとつだけ穴が空いています」(右の写真)
こう伝えると、5年生はすてきな意見を発表し合いました。
『前、卵の中に精子が入ると受精卵になると学んだから、もしかしてこの穴は精子が入るための穴なのではないかな』
『でも、だったらもうひとつのたまごはなぜ染まらないの?』
『もしかしてたまごの成長とともにふさがってしまうのかな』
「たまごにとって、精子の定員はひとつ」「ひとつの精子が入ると、穴は瞬時にふさがってしまうそうです」
『え~。のこりの精子はどうなるの』
『ひとつしか入れないなんて、すごい低い確率』
『ヒトもそうなんですか?』
「人間の精子はメダカより数が多いそうなので、確率は・・・?」
『もっと低いのか』
『いのちって、ざんこく。たまごに入れない精子や精子のないたまごができるから』
『いのちって大切。いのちに"必ず”はないから』
『いのちってすごい。自分がいま生きているのは小さい確率を乗り越えたのだと思うから』
この学習を「メダカの学習」だけではなく、「自分自身の学習」としても見つめようとしている、すてきな5年生の姿がありました。
みんなのポリ袋の中で、いのちははじまっているのでしょうか。
RST(リーディングスキルテスト)の実施
5・6年生でリーディングスキルテストを実施しました。リーディングスキルテストとは、文章に書かれている意味を正確にとらえる力(基礎的な読む力)を測定・診断するテストです。『難しかった』『疲れた』という感想も聞かれましたが、クロームブックを使って一つ一つの問題に真剣に取り組むことができました。
ちょっといい話(4年)掃除
昼休み4年生の〇さんたちが話しかけてきます。『見て見て!掃除したよ』「たくさんほこりを集めてくれたんだね、ありがとう。お昼休みの間、遊びたかったんじゃない?よかったの?」『いいよ、気になったし、今日掃除ない日だから~。』「ありがとね。」『端っこにほこりがたまってたよ、先生の机の周りとか、黒板の下とか…掃除をやっていたらどんどん気になってきて…きれいになってすっきりしたよ。』
校内にごみが落ちていたら拾って捨てる。当たり前と言えば当たり前。でも、見過ごさずすぐに行動した〇さんたち。とてもすばらしいです。学校がきれいであれば、みんなが気持ちよく過ごすことができますね。ありがとう。
ちょっといい話 スタンプラリー
5月16日から6月3日までの3週間、本に親しんでもらおうと図書委員会がスタンプラリーを企画してくれました。この後、結果を確認し、達成者にはご褒美のしおりがもらえるそうです。
『まずは成功といってもいいと思います。下学年が図書室にたくさん来てくれました。1年生が特に多かったです』「何で知ってるの?」『企画中は6年生は毎日図書室に行って仕事をしてたからです』「すごいね、ありがとう、この企画をしようと思ったわけは?」『実は3月ごろに委員会で考えていたんだけどその時は時間がなくてできなかったんです。だから今年度はぜひやろうと思って』「昨年度の委員会のことを覚えていたんだね」『はい、みんなで考えたことはちゃんと実行したくて今年度最初の企画としてやりました』。6年生の〇さんのコメントです。
〇さんによると既に次のアイディアがあるみたいです。自分たちで考え実行していく力は素晴らしいです。次の企画も楽しみにしています。
ちょっといい話(6年)責任
『あ~っ大変、かなり面倒くさい』6年生の〇さんがつぶやきます。「確かに、たくさん鉢があるもんね」『前はもうちょっと少なかったんだけど昨日の委員会で花のプランターを増やしたから多分40個くらいあるんです、だから水やり超大変』「そうだね、大変な仕事してくれてありがとう。ただ大変って言ってる割には仕事は丁寧だね、もう少し適当にやっても大丈夫じゃない?」『それはだめです、花が枯れちゃいます』「花が好きなんだ」『いや、違います、仕事だからです。自分に任された仕事はちゃんとやりたいんです』「なるほど、適当なんて言って申し訳ない」。自分の仕事はきちんとやる、大切なことを〇さんに教わりました。美化委員のみなさん毎朝ありがとうございます。
「ぴーこーず」がやってきた 3年音楽
利田小学校に「ぴーこーず(リコーダーの演奏チーム)」がやってきました。3年生の音楽ではリコーダーの演奏を学びます。音楽やリコーダー演奏の楽しさを伝えようと、たくさんの曲やお話を子供たちに披露してくださいました。
「ぴーこーず」のみなさんの操るいろいろな大きさのリコーダーの演奏や楽しいクイズ等に子供たちは興味津々です。曲が始まると身体を揺らしたり、歌詞を口ずさんだり、指揮をしてみたりしながら音楽を楽しみました。美しい音色が子供たちの心に響いたようです。
『どの笛も音がきれいで、とっても楽しかった』『演奏がすごく上手だった』『大きさの違う笛があんなにたくさんあるなんて知らなかった』『大きい笛は高い音、小さい笛は低い音が出るのかと思ったけれど反対だったから驚いた』『何年練習するとあんなに上手になれるのかな?私もきれいな音が出せるようになりたいな』。演奏会後の3年生の感想です。
「ぴーこーず」のみなさん楽しい時間をありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
ちょっといい話(3・6年)メダカ
『たまご産んだ!』朝一番、3年生の〇さんの発見です。『ほら、おなかにたまごをつけてる!』メダカを指さし興味津々です。今年の春に水槽をつくり『メダカ飼いたい、たまご産んでほしいな』と水槽の掃除や水くみ、水替えやえさやりを一生懸命に行い、大事に育ててきたメダカです。思いが届いたのか、メダカはお腹にいくつもたまごを付けています。そっとたまごを採ると5~6個ありました。6年生の◇さんや△さんは『青い薬いれないとだめだよ』『メダカの赤ちゃんの水槽もつくらないとね』と以前の学習を思い出しながら、〇さんに助言します。早速、小さなポリ袋にカビ止めの青い薬を入れ、たまごのお世話が始まりました。
『生まれた、かわいい!』一週間後、赤ちゃんメダカをまじまじと観察するみんなの姿がありました。それからの毎朝の仕事はメダカのたまご探しです。メダカの体やホテイアオイの根っこをじっと見つめ、たまごがついていないか探します。教室のたまごは日に日に増えています。命に対する優しさが育っています。
利田っ子みんなであいさつ運動
5月31日から、元気よくあいさつできる利田っ子を目指して、計画委員会が「利田っ子みんなであいさつ運動」を実施しています。7月1日までの25回行う予定です。利田っ子みんなが活動に参加できるよう担当の日を決めて行います。上級生が手本となり下級生によい姿を見せるよう割り当てを工夫しています。子供たちが自分たちで考え、判断し、行動sする貴重な経験です。やってよかったと思える活動になるよう応援します。
ちょっといい話(1年)なぞ
『見て見て、このアサガオすごいことになってる!』「どれどれ」『これだけ、めっちゃ大きくなってるし、数が増えてるの』「どういうこと?」『みんな種4つ植えたはずなのに、いつの間にかこのアサガオだけ5つになってる?』「何でかねぇ、不思議だね」『きっと種2つに割れてんじゃないかなぁ』『でもあんな石みたいな種割れる?』『何でだろう、面白いね』。1年生の〇さんたちの発見です。
1年生はアサガオの水やりが毎朝の日課です。休んでいる友達のアサガオに水をやっている優しい子供もいます。朝活のおかげで1年生はすくすくと育っています。