利田っ子日記
ちょっといい話(2年)時刻
進級から1カ月が経ち、今、2年生の子供たちは時計を見て次の授業の準備をすることを頑張っています。時間を意識しながら生活することは簡単にできることではありません。2年生ならなおさらです。それでも、子供たちは声をかけ合いながら努力しています。少しずつですが、次の授業に間に合うように準備を済ませ、席に座って静かに待っている子供が増えてきました。すごいことだと思います。時計を見る習慣が身に付き、落ち着いて授業に取り組める子供たちに育つよう応援します。
ちょっといい話(1年)朝活
1年生は、朝の挨拶が終わると、元気にダンスをしています。初めは見よう見真似で踊っていた子供たちでしたが、慣れてくると教室の前に出て踊る子供も表れ、みんなでダンスを楽しんでいます。朝のダンスを通して、楽しく一日がスタートできることを願っています。次は、どんなダンスにしようかなあ。
色団別校外学習
色団別校外学習に行ってきました。
常願寺公園までの道中は、6年生が班の様子を見ながらやさしく声をかけてくれたおかげで、安全に歩くことができました。班のみんなは、6年生の声をすぐに聞いて行動していました。
公園では、6年生が考えてくれた遊びをしました。色団ごとに「しっぽ取りゲーム」や「ジャンケン列車」、「ケイドロ」をしたり、班ごとに「だるまさんが転んだ」や「ドッチビー」、「バナナ鬼」、「知恵の輪」、「遊具遊び」をして楽しみました。
行きは緊張気味の表情でしたが、班活動を通して、友達のことを知り、名前を覚え、仲良く遊ぶことができました。帰るころには笑顔がいっぱいで、充実した時間を過ごしたことが伝わってきました。
「荷物持とうか?あと少しで学校だよ。」と最後まで班のみんなを励ます声も聞こえてきました。
来週からは、縦割り清掃も始まります。班で協力して学校をきれいにしましょう。
ちょっといい話(3・6年)命
6年生の〇さんと3年生の◎さんが花壇横で休憩しています。〇さん『先生、ミツバチおるよ。近づいたら刺されるから気をつけられ』「なんか、羽が取れて飛べなくなっているんじゃない?」『かわいそうだね』。◎さん『助けてあげたい!ミツバチって何食べるが?』「はなのみつじゃない?」。すかさず『花探して来よう!』2人で前庭の方へかけていきます。そして虫かごを用意し、ミツバチとたくさん積んだ花を中に入れています。弱っている小さな命を「助けたい」と思う2人の大きな優しさを感じて、とても感激しました。
子供博士(植物学)
大休憩、3年生の〇さんが前庭で摘んだ花を見せにきます。『この花知ってる?』「たしかハルジオン」『正解!これは?』「…分かりません」『カタバミっていうんだよ、ここに種もできてるでしょ』「よく知ってるね、ところで摘んだ花をどうするの?」『家に持ち帰って標本にしようと思ってる』「研究者だね」『オオイヌノフグリって知ってる?イヌノフグリもあるよ、オオイヌノフグリの方が繁殖力が強くて、イヌノフグリは少なくなってるんだって』「すごいね」『オオイヌノフグリの学名はベロニカだよ』「何でそんな事まで知ってるの」『お母さんと調べたから』「今度また教えてね」。〇さんに植物学の講義をしてもらえた楽しい時間でした。
高学年として
深夜の大雨がようやく止んだ朝、長靴を履いてきた子やかっぱを着てきた1年生がいました。玄関でかっぱをうまく脱げず困っている子に、挨拶運動をしていた6年生の〇さんがすばやく駆け寄り『手伝ってあげる』と声をかけ、手を差し伸べていました。脱いだかっぱをきちんとかけれるかまで見届けている姿に、高学年としての思いやりが感じられました。
午後の掃除の時間、視聴覚室から『先生、こんなねじが落ちていました』と黒い大きなねじを持ってきた5年生の△さん。「椅子のねじかも?後で見ておくね」と答えると『とれている椅子、探します』と40個もある椅子を一つ一つ探し始めました。いつのまにか、他の5年生もいます。『ありました。ねじ付けてみます』。みんなでねじをはめ、直すことができました。『ありがとうございます』「どうしてすぐやろうと思ったの?」『次の使う人が困ると思ったから』さすがです。一方で、机の上のノートパソコンをきちんと並べ、丁寧にほこりを払っている◇さん。『このほうが気持ちいいから』目の前に相手がいなくても、ちゃんと考えていたんですね。こんな素敵な利田っ子がどんどん増えますように。
タングラム
『どうすればうまくいくかな』3年生の〇さんと◇さんが頭をひねって考えています。部屋に会ったタングラム(パズル)を見付け、示された形をつくろうと、ああでもない、こうでもないと言いながら相談し合ってピースを動かしています。そのうち〇さん『あっこれ、スーパーヒーローだ』◇さん『なるほど、そうだね』と応えます。『ヒーローが必殺技のポーズをとっている形に見える』『新しい形をつくちゃったね』『明日も来て、挑戦しよう』。2人とも満足そうに教室に帰っていきました。子供の想像力に脱帽です。
ちょっといい話(4年)機転
『学校の傘貸してください』4年生の〇さんたちがお願いします。〇さん手に傘を持っています。「傘持ってるじゃない」『◇さんが傘ないんです』「じゃあ◇さんがお願いしないとね」『◇ちゃんお願いすれば』〇さんが促すと◇さん『いいや、いいです、入れてもらうから大丈夫』と断ります。照れくさいのか、そんなに雨が強くないと思ったのか◇さんは借りようとしません。しばらくして『分かった、やっぱり私が傘借ります』そう言った〇さんは自分の傘を◇さんに渡し、自分が傘を借りに行きました。人の傘に入れてもらうのは濡れやすいし、危ないと思ったのでしょう。〇さん、よく考えました。◇さんと〇さんたち、みんな傘に入って笑顔で帰っていきました。
避難訓練
今年度最初の命を守る訓練(火災対応)を行いました。予定の出火場所や避難場所の変更があったにも関わらず、子供たちは落ち着いて、真剣に行動し、無事訓練を終えました。『学校でいつ災害が起こるかわからないから、もし起こった時にちゃんと逃げられるよう練習しておくことが大事です』『避難に必要なこと(出火場所、避難場所等)を知るために放送をきちんと聞かなければいけません』『指示を聞くためには静かに行動しないいけないと思う』『自分が避難した後、避難の仕方を振り返るのも大事だと思う』。振り返りの時間を通して、子供たちと改めて訓練の意味を考えました。
縦割り班活動が始まります
5月の連休の間に色団別校外学習を予定しています。今日はその打合せです。新年度になって初めて縦割り班で集まります。『新1年生が加わって始まる縦割り班活動にワクワクします。みんなと仲よくなれたら嬉しいです』1年生を迎えに来た6年生の〇さんが話します。少し緊張気味の新1年生を慣れた感じの上級生がやさしくリードしながら班の顔合わせが始まりました。子供たちが協力し、自分たちの力で楽しい班活動の時間を創ってほしいと思います。