利田っ子日記
ちょっといい話(1年)見送り
昨日のことです。玄関で靴を履いていると『そんなに荷物もって、どこに行くの?』と1年生の〇さんが尋ねてきました。「役場に出張に行くんだよ」と教えると『行ってらっしゃ~い』と笑顔で声をかけてくれました。応援された感じがして、とっても嬉しくなりました。帰ってくるまで、ずっといい気分でした。〇さん、またお願いします。
令和3年度修了式
「基準になる5年生立ちましょう。下級生は基準の5年生に合わせて、並びましょう」整列の指示で、子供たちが動き出します。すると5年生の〇さんが一人サッと列から外れ、下級生がきちんと並べるようサポートしようと動きだします。〇さんは、何をするのが一番よいかを自分で考え判断し、実際に行動に移しています。とても素晴らしいことです。来年度が楽しみになる5年生の姿に、清々しさを感じながら修了式の開始を迎えることができました。
令和3年度の修了式が始まります。修了証を受け取る子供、代表で発表する子供、離任される方に感謝を伝える子供、そして、彼らを見守る利田っ子、みんなとても立派です。1年間の子供たちの成長を感じる、とてもよい時間になりました。
ちょっといい話(5年)朝活
朝の挨拶を子供たちと交わしていると、時々5年生の〇さんがやってきて横に立ち、仕草や声色をまねながら、一緒にあいさつしてくれます。本人は別の楽しみがあるようですが、わずかの時間でも同じ時間を共有するのは案外嬉しいものです。〇さんのような5年生が数人いて、朝の時間が一層楽しくなります。明日は誰が来てくれるかなと密かにわくわくしています。
ちょっといい話(3年)発表
3年生がグループ活動しています。「何してるの?」と話しかけると『発表の準備』と〇さんが答えます。そして突然思い出したように『おぉ~っ、そうだった!』と叫んでプリントの内容を隠します。「見せてくれたっていいじゃない」『だめ、楽しみがなくなっちゃうでしょ』「誰の楽しみ?」『みんなの!』「どういうこと?」『今度、みんなの前で発表することになっているの、今見たら先生も面白くないでしょ』とわけを教えてくれました。相手の楽しみを大事に思い、自分も楽しんでいる〇さんの目は、きときとでした。
新委員会 活動開始
『おはようございます』4年生の〇さんの声がします。「今日遅いね」『朝、委員会の仕事があったんです』「そうか、あいさつ運動だね、委員会の仕事は楽しい?大変?」『とっても楽しいです!』「どんなところが?」『みんなに声をかけるのが楽しいんです』「みんなも返してくれるもんね」『それもあるけど、自分から声をかけるのがいいんです!』目を輝かせて〇さんが教えてくれました。楽しんで仕事をしている〇さん、素敵です。4年生が新たに加わり令和4年度の委員会がスタートしています。
ちょっといい話(2年)挑戦
『やるよ!見てて』◎さんと◇さんが縄跳びの新しい技に挑戦しています。「うまくできない」と思うと活動をあきらめてしまうことが多い◎さんと、何かと理由をつけてやらないことの多い◇さんですが、縄跳びは何度引っかかってもまた跳び始めます。この二人、以前から縄跳び特訓をしている〇さんの友達です。◎さんも◇さんも「〇さんが何日もあきらめずに練習したこと」「そのおかげでできるようになったこと」を見ています。だから「自分も!」と思えるのかな…。昨日の自分に挑戦する子供たちってかっこいいです。
ちょっといい話(4年)椅子
4年生の〇さん◇さんが椅子を2つずつ教室に運び入れています。卒業式の後片付けです。「〇さん、何で椅子2つなの?」『友達の分も運んでるからです』「そういう指示があったんだ」『いや、暇だったから、これで4つ目』「すごいね、じゃあ◇さんも?」『〇さんが運んでたし、まだ来ていない友達の分もやっておけば、その人たち嬉しいかなぁと思って…』二人はまた椅子をとりに行きました。自分以外の人のためにも力を使える気持ち、大切です。さすが、もうすぐ高学年。
令和3年度卒業式 R4.3.17 今日はいい日
3月17日、令和3年度の卒業生が巣立っていきました。卒業生、来賓とご家族、在校生と教職員、式に参加している者たち全員が、それぞれに相手を想う気持ちにあふれた素敵な式でした。「おめでとう!」『ありがとうございます』の言葉と気持ちがあちらこちらに飛び交いました。利田で学び、利田で育った子供は「こんなに心が豊かになるのだ」と感じた卒業生の姿でした。
式の片付けをしている明日からの最上級生に「今日の卒業生みたいになれそう」と聞くと『今のままでは、まだ難しいと思います』と謙虚な言葉が返ってきました。卒業生は、在校生に「目指す一年後の姿」をしっかりと示してくれたようです。別れのさみしさと巣立ちの喜び、そして明日からの期待を感じた「いい一日」でした。
ちょっといい話(5年)自覚
5年生が卒業式の準備をしています。本当に感心するほど、よく働いています。『何か仕事ないですか?』『・・もやりましょうか?』『どうですか、きれいになってますか?』みんな張り切っているようです。もちろん黙々とていねいに仕事に勤しむ子供もたくさんいます。仕事終わりいつも以上にニコニコしている〇さんに会いました。「お疲れさん、大変だった?」『はい、しっかり仕事したんで疲れました』「ニコニコしてるけど何かいいことあったの?」『いや、でも卒業式のための仕事だったし、みんなでしっかりやったので何か楽しくなりました』最高学年としての自覚、子供たち、何となく感じているようです。明日の卒業式、きっといい日になります。
ちょっといい話(4年)クイズ
『何だ先生か…』4年教室の〇さん、がっかりしています。「何をしてたの?先生じゃダメ?」『朝、誰が教室に入ってくるかを当てるクイズをしていて、次は誰かと楽しみにしていたのに、来たのが大人で…』と申し訳なさそうに話します。「何でそのクイズ始めたの?」『朝早く教室に入ると暇で、考えてみた!』「楽しい?」『意外に面白い!』〇さんは笑顔です。『おっ◇さんが来た』『次はきっと◎さんだよ』クイズの輪が少しずつ広がります。何気ないことを遊びにできる〇さん、楽しい時間がたくさん訪れそうです。